老舗にはたまに行きます

初心忘れるべからず

室町時代、能を大成させた世阿弥の言葉らしいです

とは言っても、いまだ能も狂言の区別もわからない

ネットで調べるとすぐに出てきましたので、読んでおきました

この歳になって、また一つお利口さんになりましたわ


神田「健康ライブ」


あーやーやーいーやーやーあーやーやーいーやーやー

能のような声を出してお店の中に入ると普通に
「いらさませぇ」
と言われました

広いスペースに保健室みたいなカーテンとベッドがいくつも並んでいる

お出迎えは老舗店らしく、熟姐だ

長いこと勤務しているのだろう

昔は綺麗だったんだろうな、という顔の配置とシワが増えた大きなお目目

「はじめて?  」

アジアン定番の質問ですが、「昔はよくきた」と伝えておきました

このカーテン仕切りは懐かしい

池袋「こまち」や東新宿「クローバー」などの名店を思い出します

たった1枚の布の中で行われる秘め事

コマネチを執拗にせめられ果ててしまうもの

カーテンにスペルマビームを飛ばした強者もいたとかいないとか

誤爆という言葉を生み出した名店たちに、感謝の気持ちをこめてマッサを堪能する

仰向けになると、ゴニョゴニョ

「前はゴニョゴニョ?  いま厳しくなってねゴニョゴニョ」

お店が悪いのではない

時代が悪いのだ

完全に時代のせいにしよう

僕たちの楽しみを奪わないでほしい

このお店も以前はB地区マッサも、なんとかマッサも表記していた

それで良かったのに

なんだかなー

布切れ1枚の中で悔やむ

経験豊富なマッサで軽くなった僕は、いまにも走り出しそうだ

西口商店街をパンツ一丁で駆け抜けたら、時代が変わるかな

そんなことを考えながら、神田の闇に消えていきました


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